2023年度 産学連携教育イノベーター育成プログラム

 

— ABOUT —

産学連携教育イノベーターとは?

産学連携教育イノベーター育成プログラムは、
産学が連携して人材と知の循環を促進しつつ、実践的かつ広く深い学びを追求し、
学生も社会人も学び続けチャレンジし続ける社会の実現と、未来を拓く人材の各界への輩出のため、
その中心的役割を担う実務家教員を育成することを目的としています。

産業界の知見と教育実践力を併せ持つ、ハイブリッド人材

 

— TARGET —

ターゲット(どんな方におすすめか)

— ABILITY —

身につく力

1

大学教員として教育を担うための基礎的知識・技能・態度

2

自身の知識やスキルを最大限に活用するための、専門領域(リベラルアーツ、インストラクショナルデザイン、アントレプレナーシップ、リーダーシップ)の汎用知識と教育実践力

3

実践知と学術知を連携させたうえで確かなエビデンスに基き、高等教育や社会人教育を設計・実施できるイノベーティブな知識・技能

 

— COURCE —

コース紹介

「産学連携教育イノベーター育成プログラム」は、4つの科目で構成されています。

大学で授業を担当するのに必須となる基礎的な知識・技能を修得、21世紀型の新たなリベラルアーツ教育を構想・設計し、教授できるようになることを目的とします。教育実践力を総合的・応用的に活用して、教育イノベーターとして授業や教育プログラム等を変革・改善して実践・運営できるようになることを目指しています。

 

大学教育基礎力科目(15時間)

大学で授業を担当する際に必要となるカリキュラムや評価の考え方など、授業開発や実施に必須の基礎知識・技能を習得します。

汎用的教育実践力科目(9時間)

学生に対する研究指導やシラバスの作成など、大学で授業を担当し、研究指導を行うために必要な実践的な知識スキルを習得します。

専門領域別科目[各24時間]

汎用的な教育実践力に加え、各専門領域(多くの業種・職種で必要とされる資質・スキル)における高度な教育指導力を育成します。

「専門領域別科目」では、次のコースよりいずれかを選択します。
ご自身の興味・関心に合わせ、選択したコース以外の学習項目の一部を履修することができます。

産学連携リベラルアーツ教育力育成コース(東北大学)

アクティブラーニングによるリベラルアーツ・セミナーやPBL(プロジェクト・ベースト・ラーニング)を含む教育実践、大学教員準備研修・新任教員研修や大学のリーダー育成のための履修証明プログラム(BP)など、大学教員育成に関する総合的な教育関係共同利用拠点として、海外大学との国際連携を活用して最先端のプログラムを日本に適合するよう内製化する形で開発・実施してきた知見の蓄積を活かし、産学連携によるリベラルアーツ教育を担う実務家教員を育成します。

インストラクショナルデザイン指導力育成コース(熊本大学)

企業内教育訓練を含む教育の効果・効率・魅力を高めるインストラクショナルデザイン(ID)の日本におけるメッカとも言える存在として、米国等における先進的取組と連携しつつ、日本初のeラーニング専門家養成大学院「教授システム学専攻」を設置・運営してきたオンライン実務家教育の専門性に基づき、学習成果のエビデンスに基づく効果的な教育実践を産学に普及できる実務家教員を育成します。

アントレプレナーシップ教育力育成コース(大阪公立大学)

イノベーション創出型研究者養成カリキュラムとして、多数の企業の協力を得て大学院の正式科目として設置した産学連携科目・インターンシップにおいて、毎年約500人もの受講者を輩出してきた実績を活かし、アントレプレナーシップ教育を担う実務家教員を育成します。

リーダーシップ開発力育成コース(立教大学)

全国にその名を知られる「ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)」等の成果に基づき、チームでのプロジェクト実行等を通してビジネス・リーダーシップを体験的・段階的に身に付けさせるリーダーシップ教育を広く日本の高等教育において展開していく実務家教員を育成します。

教育イノベーター実践演習科目(12時間)

プログラムの学びを総合的・応用的に活用し、教育イノベーターとして授業や教育プログラム等を変革・改善して実践・運営できる知識・技能を習得します。

 

— PROGRAM —

プログラムの特徴

Brush Up Program for professional

「職業実践力育成プログラム」(BP)として認

本プログラムは、社会人のキャリアアップ・キャリアチェンジのための学びをサポートする、大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムである「職業実践力育成プログラム」(Brush Up Program for professional)として文部科学大臣から認定を受けています。

学校教育法に基づいた「履修証明書」を発行

履修証明制度は、教育機関等における学習成果を職業キャリア形成に活かす観点から、現在政府全体で検討・推進している「ジョブ・カード制度」においても、「職業能力証明書(ジョブ・カード・コア)」として位置付けられています。履修証明プログラムを各種資格の取得と結び付けるなど、目的・内容に応じて職能団体や地方公共団体、企業等と連携した取組も期待されています。

特定一般教育訓練給付制度

2023年度より、プログラム全4コースが厚生労働省の指定する特定一般教育訓練講座です。教育訓練給付制度の受給希望者は、募集要項とともに掲載している教育訓練給付制度(特定一般教育訓練)案内をご参照ください。

 

VOICE

修了者の声

大阪大谷大学 教授 藤原 崇さん(2期生)

(2021年度にプログラムを修了し、2022年4月より大学教員として着任)

コンサルタントとして得た、多くの企業の戦略・組織に関する情報・知識を実例として講義内容に結び付け、学生の興味や理解を深めることに役立てています。また小さな起業計画を学生自身で立案する実践的な授業も実施しています。それらを通じ、企業で働く自己のイメージを確立させ、キャリア形成へつなげていくことも取り組んでいきたいです。


車載リチウムイオン電池メーカー勤務 桂 直仁さん(1期生)

本プログラムの最初のセッション「大学教育基礎力科目」では、大学教員としての基礎を幅広く学びます。今日の大学教育の状況や、教える技術、データを活かした教育方法などについてです。専門領域の知識しか持っていない私のような立場の人間にとってこれは貴重な機会となります。また、その最初の講義で「教員が何を教えるかではなく、学生が何を学ぶか、何ができるようになるか」が大切であり、教育の最大の目標は本人が次も勉強してみたくなることだと学びました。
大学教員に対して興味は持っているが、具体的に教員になるイメージがわかないといった方は多いと思います。私もその一人です。本講座では、そういう人が「授業を担当する際に必要となる基礎的な知識」「授業を担当するための実践的なスキル」「教育イノベーターとして授業を改善していくための実践力」を学ぶことができます。同様の問題意識を持った他の受講生との交流や意見交換も含め、自ら将来の教員像を考えることもできるのではないかと思います。

ITベンダー勤務 成瀬 博さん(1期生)

本プログラムでは、高等教育機関の役割や、そこで教えるということはどういうことなのか、企業の人材育成と何が違うのかということに気付くことができると思います。
現在、実務に携わられていて、時間を作ることが難しい方もいらっしゃると思いますが、このプログラムはすべてオンライン受講でき、日程も社会人に受講しやすいよう配慮されています。オンライン授業も、オンデマンド型とリアルタイム型というように、授業の特性に合わせて配慮されており、受講する授業そのものが、実務家教員を目指す人、また企業で人材育成に携わる人にとっても、とても勉強になるものと思います。
実務経験をお持ちで、実務家教員に興味のある方は、一度、視点を変えて学んでみることをお勧めします。

 

2022年8月開催 修了者グループインタビューはこちら
第1期・第2期修了者8名にお集まりいただき、4つのテーマ、①「価値観」の振り返り、②意識・行動の変容、③「教育イノベーター」の育成、④研修プログラムへの期待、について伺いました。

 

— entry

募集について

第4期生(2023年度生)受付終了

受講料¥300,000(入学金無)

募集期間:
一次募集 2023年3月1日(水)~31日(金)
二次募集 2023年4月3日(月)~13日(木)

受講者決定: 2023年5月下旬
オリエンテーション: 2023年8月6日(日)東京にて開催

2023年度 募集要項    プログラム詳細

 

Q&A

よくある質問

Q 実務家教員になるにあたり、年齢制限はありますか?

A 多くの大学では定年を設けていますが、非常勤での採用の際などは、年齢制限を設けていない大学等もあります。応募の際に、求人情報の応募資格等をご確認ください。

Q 実務経験は、何年以上必要でしょうか?

A 原則として専門的技術的又は管理的な職務において5年以上の実務経験が必要です。

Q 働きながら受講できますか?

A 本プログラムは、オンライン研修と集合研修で構成されています。オンライン研修はご自身の都合に合わせた受講が可能です。また、集合研修も土日祝に開講するため、勤務しながら受講いただけます。

Q プログラムのスケジュールを教えてください。
A 2023年度は、2023年7月~2023年3月の期間、開講する予定です(ただし、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、日程変更を行う可能性があります)。

Q 履修証明プログラムとは、どのようなプログラムですか?
A 社会人等を対象に大学の教育・研究資源を活かし、一定の教育計画の下に編成された体系的な知識・技術等の習得を目指した教育プログラムで、プログラム修了者には、学校教育法第105条に基づき履修証明書が交付されます。

Q 実務家教員になるためには、どうすればよいですか?
A 本プログラム受講者には、受講期間中にキャリアセッションを開催いたします。実務経験を活かし、実務家教員として大学等への採用を目指す受講者のみなさまが、大学教員(候補者)としてご自身をアピールしていくため、実務家教員育成研修プログラムでの学習成果や、これまでの実務経験の内容や成果等を各種関連公開ウェブサイトに掲載していくためのセッションです。。

 

— CONTACT —

お問い合わせ

産学連携教育イノベーター育成プログラム実施校

代表校:東北大学 高度教養教育・学生支援機構 大学教育支援センター
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内41

お電話でのお問い合わせ メールでのお問い合わせ
022-795-4472・4473 innovator.jitsumuka@grp.tohoku.ac.jp

 

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1.基本的な考え方

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