実務家教員の場合、大学で長年研究してきた研究者と比較して、論文や学会発表等が少ないかもしれません。しかしながら、researchmapでは学術的な業績以外でも、多様な業績を登録できるようにカテゴリが設置されています。例えば、以下のような内容を掲載できます。
日本〇〇学会のような学術的な学会だけでなく、私的に参加しているNPO団体や小規模な研究会グループのような小規模な研究会・ワーキンググループ等も記載できます。
学会等の学術的な団体から受賞したものだけでなく、社内で受賞したもの等も記載できます。
Works(作品等) researchmapの説明ページへ
芸術活動、建築作品、コンピュータソフト、データベース、Webサービス、教材等、これまでに自身が制作してきたものを記載できます。
サイエンスカフェ等のイベントの開催・運営や一般市民向けの講習実施等も記載できます。「社会への貢献」と紐づけられそうな内容であれば、ひとまずこちらに書くとよいかもしれません。
テレビや新聞等のメディアで活動した業績を記載できます。テレビへの出演や新聞への掲載だけでなく、自身が執筆した記事やインタビューを受けて掲載された記事等がウェブサイトに掲載された場合も掲載できます。
特許権、実用新案権、意匠権等を掲載できます。
どのカテゴリにも入らなさそうなものがあれば、こちらに掲載してください。
その他、記載できそうなものは以下をご確認ください。
researchmapが公式に提供しているFAQでは、「論文」と「MISC」の定義について以下のように説明しています。
具体的には「論文」は研究論文や学位論文、「MISC」は短報、要旨、総説や解説、書評など、雑誌等に掲載された業績を入力頂く想定ですが、このような考え方は学術分野によっても異なるため、研究者ご自身が、何を「論文」として見せたいかをご判断のうえ、業績を登録ください。
査読(審査員による内容の検証)等を経ていなくても、学術論文誌や商業誌等に掲載されたものについては論文として掲載しても良さそうです。また、論文に何か掲載しておきたい場合は、修士や博士号を取得した際の学位論文を掲載しておいてもよいかもしれません。
researchmapでは、研究分野とキーワードの登録が可能であり。それぞれの特徴は以下です。
基本的に「e-Rad研究分野」を元に作成された分野のリストから自身が専門としている分野に最も近いものを選びます(例:情報通信 / データベース 等)。
自身の専門分野を表すキーワードを自由に登録することができます。アピールしたいキーワードがあれば、ぜひ登録してください。
研究分野・キーワード共に「〇件以上の論文を発表していれば登録してもよい」等の登録の条件は一切ありませんので、ご自身が専門であるという認識がある分野・キーワードを登録してください。